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ヨギーニへの道

アイアンガー氏とアイアンがーヨガ

『思いは現実化する』といいます。

思ったとおりに素直に行動することによって、その思いが現実となるという解釈もできると思いますが、2009年のわたしのヨガの学びは、アシュタンガとアイアンガーの2つのアプローチをメインに、との思いがあり、この2ヶ月を振り返ってみると、まさにそんな思いが現実となった学びの機会を得ているように感じます。


その1つが、先日アイアンガーヨガHKで行われた、Leap of Faithというフィルムの上映会でした。

これは、アイアンガー氏の90歳の誕生Celebrationを中心に、氏の幼少時代から現在までをまとめたフィルムで、グルとして、指導者として、夫として父として、一人の人となりに色んな面から光をあてたてたものでした。

なかでも印象的だったのは、小さいころ身体が弱く、あるときには病床に臥せって余命3~4年と医師にも見放されたところからヨガに出会い、練習に練習をかさねつつ、身体の強化だけではなく、生活の面などでもいろんな困難があったのですが、それがまさに”研磨剤”となり!心身を磨き、ダイヤモンドのような輝きを得る人間に磨き上げられていくようになったということが、よくわかるものでした。

『ハタヨガの真髄』という本でご覧になったかたも多いと思いますが(この本でポーズをとっているのが氏なんですよね。。)、アイアンガー氏というと、この本にもあるような神業としかいえないようなすごいポーズをとっている姿か、もしくは白く太い眉の凛々しいお方、或いはこの本のポーズ写真に出てくるちょっと近寄りがたいような怖いイメージがずっとわたしにはついて回っていただけに、今回の機会を通じてはじめて、一人の『人間』としての氏を知り、ちょっと親しみさえ感じることができました。



最近アイアンガーヨガのクラスをとっていて感じるのは、あるポーズがなぜ自分にとってとり難いかがわかりだしているということです。詳しい内容は次回にまわしたいと思いますがそれは、一般にいわれている身体の機能と自分の可動が違っているという違いに気づくこと、身体のパーツごとどうなりやすいか(どっちを向きやすいなど)を理解すること、またそこに違う意識を向けていくことで身体の動きが変わり、文字通りからだを"Re-Educate & Re-Traininig"して正しい方向に持っていき、身体が変わり、繰り返しの練習から忍耐力も鍛えられ自然に心も強く鍛えられていくというのが、ヨガ、というかアイアンガーヨガなのだということです。

だからこそ、わたしのような身体が硬くて、股関節などは可動範囲が狭く、身体のゆがみがある人間にとって、クラスのなかで完成ポーズどおりにできないという悩みを持つ人こそ、その身体のリミテーションと共存し、プロップで助けられながら身体を鍛えていく。周りのひとと比べる必要もないし、自分のリミテーションを受け入れながらヨガを自分のために練習する。それがまさにアイアンガーヨガだなと。

そして、アイアンガーヨガでは正しいからだの使い方、正しいアライメントを重視しているので、たくさんのプロップを使いますが、そのプロップに助けられて自分のポーズがどう変わるか、どう身体にスペースがプロップによってできていくのかを感じながら、正しく身体を鍛えていくのが、アイアンがーヨガの魅力だなと、このフィルムを見て、クラスを振り返って再確認したところです。



『思いは現実化する。』

病床のアイアンガー氏は、元気になりたい、身体を強くしたい。そんな思いが強くあったことと思います。
そんな一人の少年の思いが、心身ともに磨きぬくことへ導いていったことがわかるにつけ、人の思いが良いほうへ(!)向かったときに人生に違いをもたらしえるというこの言葉の意味をさらに深く、受け止めているところです。
# by amy-n95 | 2009-03-07 10:38 | アイアンガーヨガ

『手放すこと』

年の瀬ももう間近になりました。

ちょうど先週から、胃腸に来る風邪をひいてダウンしてしまい、
アサナの練習はしばしお休みをしているところです。

そんな中、やっぱり頭に思い描くのは、今年2008年はどんな年だったかな、
ということです。(ちょっと早いですが。。)


そして思うのは、今年一年間は、プライベートでも仕事でも、
すべての面で、

『いかに執着しないか?』 そして

『手放すこと』

を学ぶために、必死で生きてきた1年であったように思います。



一度手放して、それで終わったかに見えた感情が、違う場面で
よみがえってきて、気持ちのゆれに苦しんだこともありましたし、

物質面でも執着しないことで、きもちが楽になったことも
たくさんありました。


執着しないこと、とか、手放すこと、を生活のなかに取り入れてみる
そんな機会をくれたのは、ヨガとの出会いがあったから。

そんなヨガとの出会いに、あらためて感謝したいなぁと思った、
クリスマス前でした。


Merry Christmas!
# by amy-n95 | 2008-12-23 15:59 | 日々の練習の中で

Freedom of Mind, Freedom of Hip

先日、ミッシェル・べスナルド先生と、ヘレン・リウ先生による、
"Freedom of Mind, Freedom of Hip"というワークショップに
参加してきました。

アシュタンガとアイアンガ-に深いベースにもつ、ミッシェル先生からは
骨盤や股関節近辺が、どのように各アサナに影響を与えているのか、
どうしたら、怪我のない、本当の癒しとしてのヨガにたどり着けるか、
という面での詳しい学びがありました。

また、ミッシェル先生のお弟子さんでもあり、Master of Mindの創始者である
ヘレン先生からは、自分が普段の練習で引いている限界や、苦手なポーズについての
ネガティブな考えを、NLP(Neuro Linguistic Programing)をつかって、
超えていく方法について、学んできました。


非常に学びの多い、とったメモも整理できないくらい多い(爆)、ワークショップでした。

そのなかでも印象深いことを、2・3シェアしたいなと思います。


① ウタナサナは、クラスのはじめにウォーミングアップなどとしてやるのは、良くないことじゃ
ミシェル先生からは、ヨガでいためやすい膝や腰の故障を防ぐ、という面で
さまざまなアドバイスをいただきました(この2つは、Hipまわりが固いことに
より、故障を招きやすい模様です)が、その中でも「ぎくっ」とさせられたのがこれです。
何を隠そう、ハムストリングが固い私が長い間、クラスが始まる前にハムを伸ばす意味でも
やっていたのが、ウタナサナでした。

これが良くない理由には、どうやら体が温まる前に前屈をすると、ハムストリングを
いためやすい、イコール、腰痛になりやすい、ということで、普通のウタナサナを
ストレッチとしてやりたいのであれば、足幅をマット幅くらい開いて、前屈しなさい、
とのことでした。
やってみるとなるほど、ハムが無理に伸ばされないようで、
こちらがベストということを知りました。それからは、こちらに早速切り替えてます。


② アップドックでは、何はともあれ、脚の使い方が大切
確かにこれまで、先生たちからは、脚はしっかり使いましょう、と
アップドックの際には、言われつづけてきたように思います。
でも、脚がしっかりつかえていなかったために、私が時々苦しむ腰痛が
生まれていたとは、これまたショックでした。

わたしは脚がX脚なので、アップドックなどで足の甲をつかって脚を地面に
押し付けることが、なかなか上手く出来ません。そのため、足の小指も
使ってなかったので、ほとんど手の力だけで胸を開こうとしていたことから
腰椎の1点で体を曲げていたようだったのでした。

では、脚をなぜそんなにも使うとよいかというと、腸腰筋がしっかりつかわれる
ということらしいのです。あれから気づいたことなのですが(汗)、
腸腰筋の大腰筋といわれる、腰椎から太ももの内側に走っているあの
インナーマッスルが、しっかり使えているとこの筋肉が腰椎を保護してくれる
はずなのです。
それが、しっかり使わずに手で上体を起こしていたから、そのままもろに
腰椎に負担がかかっていたと、非常によく理解できました。

そこで、どうやったらこの筋肉がつかえることになるのか。
それが、足の小指をしっかり使う(床に押す)ことであり、脚の内側、
特に太ももの内側を意識して使うように、脚をセンターに引き寄せながら
(でも脚は腰幅をキープで)太ももは床から離して上へ引き上げていくと
本当の意味での、バックベンドで、外側にカーブしている胸椎を開くような
感覚が出てくるのでした。

これを知って依頼、胸椎が使えているバックベンドを体感できるように
なりました。(すごく遅い体感なのですが。。)

「あぁ、バック(背骨)をベンド(曲げる)するって、こういうことだったんだ」と。。


いままでも多分、色んな先生かたが、バックベンドとはどんなものか、
色々と教えてくれていたとは思うのですが、本当に体で理解できたのは、
恥ずかしながら、今回が初めてでした。


指導をされたお二方とも、ヨガの解剖学の知識はもとより、心の動き、
ヨガの哲学をしっかりお持ちになっていて、1つ1つの話が貴重な体験となりました。

また、笑いが絶えず、フレンドリーな指導であったこともあり、参加者がみな
おだやかな中でつながりあえたような、そんな素晴らしいWSでした。
# by amy-n95 | 2008-12-15 20:18 | イベント

YIN もとい レストラティブ?

先日、Tanya先生のYINヨガに行ってきました。

YIN(陰)ヨガはご存知のように、Yang(陽)的な動のAsanaではなく、
むしろ『静』の要素でアプローチし、1つのポーズを3~5分とホールドして
凝り固まった身体と心をゆっくり、そして静かに開いていくヨガの練習です。

でも、Tanya先生のは違いました。
ホールドの時間が1分以内くらいで短くて、ブロックを使ってゆったりした
身体のなかのエネルギーの流れを感じさせるものが多かったのです。

「これってYINヨガか?」

とも思いましたが、そのあとで、これはYINとレストラティブをミックスした
彼女なりのYINなんだと解釈することにしました。


そのなかから、自宅でもできる簡単な、でも気持良い~ポーズを
いくつかここで、ご紹介します。


【その1】 シャバスナで胸をより開く
クラスの1番最初に行なったのがこのポーズでした。
シャバスナの姿勢で、肩甲骨の下の端にブロックが触れる場所に
ブロックをおきます。
丁度、胸骨の外側に曲がっている部分が少し真っ直ぐへ伸ばされる
ようになるので、柔らかいバックベンドになります。

これ、簡単にできて、超気持いいです。
このときあごが上がりやすいので、少しあごをひいてあげたほうが
のどが苦しくないようです。


【その2】 バダコナサナ with ブロック
座った姿勢から、足の裏を合わせてバダコナサナの足をまずつくります。
そして両手は前の床について、そのまま前屈しますが、
床につくまで前屈するのではなく、額をブロック(縦置き)の上に委ねます。
もちろん柔軟性のある方は、ブロックの横おきでもよいと思いますが、
股関節が苦しくない程度で重力にまかせて前屈できて、身体がいやされます。

ブロックって、重力にさからわないで、でも身体を預けながら
からだを開いていくことが出来るので、重宝しますね。。

ほかにも良いポーズがあったと思ったのですが、忘れてしまったので、
今回はこの位で終了です。

おつかれさまでした。
ナマステ
# by amy-n95 | 2008-12-04 20:21 | 日々の練習の中で

人によって違う身体へ レストラティブから

先日、BeYogaのW/Sに参加してきました。

『レストラティブヨガ』についてでした。

WSを通じて改めて、ヨガはアサナの実践をとおして『身体を整え、心を静める』もので、
左と右側、両方から行なうことで、身体の歪みへアプローチしたり、バランスを取り戻したり
するきっかけ作りになったりと、心と身体の癒し薬だなぁと実感しました。

そんなアサナの練習のなかでもレストラティブは、プロップを使って
完全にサポートしながらアサナを保持するので、クラスの最後のほうで
2~3ポーズ入れてあげるのが望ましいとの話がありました。


WSでは、実際にそのポーズのコツの説明を受けながら、実践するのですが、
身体の固いわたしは、非常に勉強になることが多かったです。
たとえば、ブランケットやボルスターの高さ一つでも、選び方によっては
体を痛めつけてしまうことを知り、安易に既製品のサイズが自分の身体に合っている
思ってしまってはいけないということを、身をもって学びました。

ボルスターは特に、正直、高さは一定のもの(1種類)しかないと思っていたのですが(恥)
低いものから高いもの、高さや柔らかさが色々あるんですね。
それぞれをポーズごと使い分けながら、真のリラクゼーションへ入っていくには
身体についてもっともっと知らなければ、勿論自分の練習のときもそうですが、
もしクラスを持ったときには、生徒さんたちにも適切なアジャストをしてさし上げる
ことができかねないんだと、痛感しました。

身体の癖によって、構造によって、そして可動範囲によって。
「できることと出来ないことがあって良い。」というのが前提にあって、
プロップでサポートしながら、身体も心も開いていくレストラティブは
これからももっと勉強を続けつつ、実践していきたい分野だと思いました。

(それには、もっともっと身体の内部を知る必要があるなと。)


あっ。そういえば、そろそろ来年の目標を考える時期になりましたね。
来年の目標は。やっぱり解剖学かなかなぁ。。(汗)
# by amy-n95 | 2008-11-27 21:55 | イベント



ヨガを通じて想い・人生を語る 佑幸のブログ。

by amy-n95
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